ナショナル・シアター・ライブ
ジョディ・カマー主演
『プライマ・フェイシィ』
⚠️ご注意ください⚠️
本作品は、扱うトピック上、ストーリーの中でセックス、暴力、レイプを含むデリケートな題材を含みます。ご覧になる方によっては、本作品が苦痛や心に動揺を与える可能性がございます。その点をご留意いただいた上で、ご鑑賞席をご購入くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
上映中〜11/21(木) 宮崎県・宮崎キネマ館
11/30(土) 鹿児島県・ガーデンズシネマ *トークイベント決定(柏木しょう子さん オンライン登壇)
11/29(金)〜12/5(木) シネ・リーブル池袋
11/30(土)、12/1(日) *2日限定 徳島県・ ufotable CINEMA
作:スージー・ミラー/演出:ジャスティン・マーティン
主演:ジョディ・カマー
照明:ナターシャ・チヴァース/音楽:レベッカ・ルーシー・テイラー/サウンド:ベン・リンガム&マックス・リンガム
上演劇場:ハロルド・ピンター劇場
上映時間:約2時間2分(休憩なし)
字幕翻訳:柏木しょうこ(本編・歌詞)、市川美奈(プレショー)
積極的にキャリアを重ねる弁護士テッサは、依頼がくる仕事をどんどんこなし、時にはレイプ事件の加害者の弁護も扱ってきた。しかし、ある日、自らも性的暴行の被害者になってしまい、自身の訴えを起こしたことから、それまで気づきもしなかった法律で守れるものの壁にぶち当たることになる。
2022/10/8 実施『プライマ・フェイシィ』トークイベント
『プライマ・フェイシィ』の解説や解釈を
清田隆之さんx柏木しょうこさんで語りました!
ヒット記念で10月8日(土)に『プライマ・フェイシィ』のトークイベントを吉祥寺オデヲンで実施しました。桃山商事代表の清田隆之さんと字幕翻訳家の柏木しょうこさんが登壇し、作品についての解説を含めた共感度高いお話が展開されました。会場には100人余りの観客が集まってくださいました。トークイベントの様子は以下からご覧いただけます。
清田隆之(きよた たかゆき)
1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。
柏木しょうこ(かしわぎしょうこ)
映像・英米文学翻訳家。映像翻訳作品に海外ドラマ『ブレイキング・バッド』(字幕)、『ホロウ・クラウン〜嘆きの王冠』(字幕)、ジョエル・コーエン監督作『マクベス』(吹き替え)、映画『ライトハウス』(吹き替え)など。
人気ドラマ『キリング・イヴ Killing Eve』でプライムタイム・エミー賞ドラマシリーズ部門主演女優賞と英国アカデミー賞テレビ部門主演女優賞を受賞し、リドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』でヒロイン役を演じた今最も旬な女優ジョディ・カマーが主演する舞台『プライマ・フェイシィ』が、日本劇場公開を迎え、TOHOシネマズ 日本橋で大盛況のうちに楽日を迎えました。最終日も満席になり、急遽、TOHOシネマズ日本橋での追加上映が決定しました。
世界では7月21日(木)から劇場公開され、イギリスでは歴史的な大ヒットとなっております。
ジョディ・カマーは、14社が争奪戦を繰り広げHBOが放送権を獲得した小説「Big Swiss」のドラマ化で主演が決定したり、ベネディクト・カンバーバッチの制作会社が参加する映画『The End We Start From』にも主演が決まっていて、ますます注目度が上がっている女優です。ジョディ・カマーから今回の公開についてメッセージも届きました。
本来は生でチケットを入手した人しか観られない演劇『プライマ・フェイシィ』を、NTLiveを通して世界中の人に観てもらえる機会ができることをとても嬉しく思っています。
(ジョディ・カマー)
スージー・ミラー作の『プライマ・フェイシィ』は2018年グリフィン・アワード、2020年オーストラリア・ライターズ・ギルド・アワード、2020年デヴィッド・フィリアムソン・アワード(Outstanding Theatre Writing部門)などを受賞し、今年ハロルド・ピンター劇場で英国の初演を迎えました。ジョディ・カマーにとってはウエストエンドデビューとなる舞台です。
主人公テッサは若く優秀な法廷弁護士で、労働者階級から身を起こし、ひたすら戦い続けてトップクラスの弁護士になりました。しかし予期せぬ出来事で、彼女は家父長的な法の力、立証責任、モラルの境界線などといった法律と社会が抱える矛盾などに直面することになります。本作でジョディ・カマーは、感情や経験が社会のルールと衝突し引き起こす問題の核心に迫ります。
ジャスティン・マーティン(2017年の舞台『ジャングル』をスティーブン・ダルドリーと共に演出)が演出を務めるこの作品は、ロンドン・ウエストエンドのハロルド・ピンター劇場から撮影されたものです。ぜひこの機会に日本に居ながらにして英国の話題の演劇をお楽しみください。