ナショナル・シアター・ライブ
マイケル・シーン主演
『ナイ 〜国民保健サービスの父〜』
マイケル・シーンが主人公のナイ・ベヴァンを演じ、
国民保健サービス“NHS”の生みの親であるナイ・ベヴァンの
人生と遺産をめぐるシュールで壮大な旅を描く。
原題 Nye
作 ティム・プライス
演出 ルーファス・ノリス
ナショナル・シアターのオリヴィエステージから贈る
死に直面したアナイリン・べヴァンは、深い記憶を頼りに、幼少期から地下採掘場、議会、チャーチルとの戦いまで、人生を遡る気の遠くなるような旅に出る。
ティム・プライス脚本、ルーファス・ノリス(『スモール・アイランド』)演出によるこの壮大なウェールズのファンタジア。
公開劇場
Cast
マイケル・シーン(ナイ・べヴァン役)
王立演劇学校で演技を学ぶ。1999年の舞台『アマデウス』でモーツァルトを演じ、ローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた。2006年の映画『クィーン』でトニー・ブレアを演じ、ロサンゼルス映画批評家協会賞助演男優賞を受賞、英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。2006年から上演された舞台『フロスト/ニクソン』でデヴィッド・フロストを演じ、ローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされる。2008年の映画版でも同じ役を演じている。テレビドラマ『グッド・オーメンズ』でも人気を博している。
出演作)
ドラマ『グッド・オーメンズ』、『グッド・オーメンズ2』
映画『ドクター・ドリトル』、『クィーン』
舞台『アマデウス』『フロストxニクソン』『ハムレット』
シャロン・スモール(ジェニー・リー役)
スコットランド出身の女優で、BBCテレビ『リンリー警部』のバーバラ・ヘイバース役が有名。ドラマ『ロー&オーダーUK』にも出演。NTLiveでも上映した『善き人』の演技でローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた。
出演作)
ドラマ『ダウントン・アビー』、『ロー&オーダーUK』、『リンリー警部』
映画『アバウト・ア・ボーイ』
NTLive『善き人』
トニー・ジャヤワルデナ
イギリスの俳優。ウェスト・エンドのミュージカル『Bend it Like Beckham the Musical』のMr Bhamra役を演じ、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーやナショナル・シアターの作品への出演で知られる。ドラマ『Ackley Bridge』ではラッシード・ハイアット役を演じる。
出演作)
ドラマ『ザ・クラウン』、『THE TUNNEL/トンネル- 国境に落ちた血』『ストライクバック:極秘ミッション』『バーナビー警部』
映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』
NTLive『ヤング・マルクス』
Creator
ティム・プライス(作)
かつては週刊紙でジャーナリスト、デザイナーとして活躍していた。
プライスの舞台戯曲には、自殺についての協定を結ぶ二人姉妹を描いた『Salt, Root and Roe』(オリヴィエ賞で提携劇場の優秀作品賞にノミネート)、インディーズバンドを描いた『I'm With the Band』、ジェームズ・テイト・ブラック賞最優秀戯曲賞受賞を受賞した『The Radicalisation of Bradley Manning』などがある。 また、イタリアの共産主義者ジャンジャーコモ・フェルトリネッリを描いた伝記劇『Praxis Makes Perfect』も執筆。バービカン、トラバース・シアター、ペンタバス・シアター、ロイヤル・コートなどで彼の作品は上演されている。2024年にはナショナル・シアターでナイ・べヴァンの伝記劇『Nye』が上演された。
ルーファス・ノリス(演出)
英国ナショナル・シアターの芸術監督を務める。
2024年、第24回WhatsOnStageアワードでイギリスの演劇界への貢献を讃えられ特別賞を受賞した。
NTLive Japanで上映された彼の演出作には、『三文オペラ』(ロリー・キニア主演)、『マクベス』(ロリー・キニア主演)、『スモール・アイランド』(リア・ハーベイ出演)などがある。
アナイリン・ベヴァン(ナイ・べヴァン)
イギリスの政治家で労働党に属し、31年間に渡り労働者の権利と民主社会主義のために尽力した。アトリー内閣の時に保健大臣として国民保健サービス(NHS)を導入したことで有名。その後、アトリー政権の予算の問題でNHSへの予算が削減されたことに反発し、アトリー内閣を去った。
ウェールズ出身の政治家として最も有名な一人で、彼の福祉国家成立への貢献を讃えて「ウェールズの100人の英雄」(2004年)の1位に選ばれた。
Reviews
★★★★★
緊張感があり流れるような勝利
(iNews)
★★★★
力強く、感動的
(Financial Times)
★★★★
NHSについての、勇気ある貴重な肯定
(Telegraph)
★★★★
マイケル・シーンが燃えるような存在感
(Broadway World)